ずっとうまくいくひとの秘密。

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ある日、おばあちゃんが言った。

「ずっとうまくいくひとってどんなひとか知ってるかい?」

おばあちゃんは続けた。

 

いいかい。

人間には大きく分けて2つの欲があるんじゃよ。

それは、「五欲(ごよく)」と「意欲」じゃ。

 

ーーおばあちゃん、「五欲」ってなぁに?

食欲、性欲、睡眠欲、財欲、名誉欲。

「もっと欲しい」「もっと認められたい」という欲のことじゃ。

 

ーーじゃあ、「意欲」ってなぁに?

「意欲」とは、「純粋な想い」のことじゃ。

「純粋な想い」とは、すなわち「LOVE」じゃ。

「◯◯が好き。」という想いや「◯◯したい。」という想いじゃ。

 

例えば、ある政治家の話じゃ。

その男は、最初は「世の中のためになりたい。」という「意欲(純粋な想い)」から政治家になった。

しかし、実際に政治家になって沢山の財がやってきたり、多くの人にチヤホヤされたりすると、「五欲」がうずいてくるんじゃ。

 

「もっとお金がたくさん欲しい。もっと認められたい。もっと有名に。」と五欲がモンスターのように育った。

そして、欲しがるあまり、悪事にまで手を染めてしまった。

結局、その悪事が明るみに出て、政治家をやめざるを得なくなって失脚していったんじゃ。

 

その政治家のみならず、多くのひとが、「五欲」にとらわれるあまり、じぶんのほんとうの喜びから遠ざかっていくんじゃ。

 

 

ーーおばあちゃん、じゃあどうしたらいいの???

 

「いいかい。ずっとうまくいくひとは、”意欲”を大切にし続けるひとじゃ。」

 

もちろん、生きているかぎりだれでも五欲はある。

だから、あってもいいんじゃ。

しかし、人間は放っておくと、五欲の方へばかり流れてしまう。

「だから、”意欲”を大切にし続けることが大切なんじゃ。」

 

そうすれば、おまえは、いつまでも、じぶんの命をキラキラ輝かせて、幸せに生きながら、周りの人たちのことまで幸せにできる。

 

「意欲を大切にしなさい。」

ひとになんと言われようと「これが好き」と思えるものを大切にしなさい。

見返りがなくても「やってみたいこと」を大切にしなさい。

なんのためにそれをやるのか?を大切にしなさい。

 

「意欲を、純粋な想いを、大切にしなさい。」

 

それが、ずっとうまくいくひとの秘密じゃよ。

 

 

「ことばが好き。書くことが好き。書くことや表現を通して、だれかを笑顔にしたい。」

彼は、純粋な想いから、ブログを書き始めました。

 

書き始めて5年間、ずっと読者数が500人前後でしたが、2015年になって、急に、読者数が4倍の2000人になりました。

メルマガの読者数も500人→5000人になりました。

書けば書くほど読者数が増えていきます。

 

すると、いつの間にか、彼は、じぶんの喜びよりも、数や周りの反応が気になるようになりました。

彼の五欲がむくむくと疼き出しました。

 

「いいね」や「シェア」がたくさんついた日やアクセスが多かった日は嬉しいけど、「いいね」や「シェア」が少ない日はガッカリする。

同世代の仲間が「たくさんの数」を手に入れているときは、悔しくて羨んだりもしました。

 

いつの間にか、

「ことばが好き。書くのが好き。それを通して笑顔を増やしたい。」という純粋な想いは、

「もっと認められたい。」「どうしたら、たくさんの数がもらえるだろう?」という五欲に変わっていきました。

 

五欲のモンスターはとどまることをしりません。

次第に、どんなことを書いたら、たくさんの数がもらえるかがわかってきました。

 

しかし、たくさんの数がもらえるその内容は、彼がほんとうに書きたいものとは少し違っていました。

たくさんの数はもらえるけれど、書くことが以前ほど楽しくありません。

 

いつからか、彼は、書くことが嫌になりました。

あんなに大好きだった書くことや表現することが彼から少し離れていきました。

 

 

「何かが違う。」

彼は立ち止まることにしました。

そんなとき、彼はたまたま行った講演会で、ある話を耳にします。

 

「ずっとうまくいくひとってどんなひとか知ってるかい?」

 

そう。

冒頭のおばあちゃんの話でした。

彼はじぶんがなぜ楽しくなくなったのか、嫌になったのかがわかりました。

 

彼は、純粋な想い(意欲)が「五欲」へと傾いていたことに気づきました。

 

それに気づいた彼は、歩き直し始めました。

たくさんの数をもらうためではなく、じぶんの喜びのために。

そして、その喜びを通じて、だれかを笑顔にするために。

 

歩き直し始めた彼に、すぐに「喜び」と「ワクワク」いう天使が戻ってきました。

彼は、また書くことが大好きになりました。

 

「今日は何を書こうかな?何を届けようかな?」

今日も彼は書いています。

じぶんが書いたものを読んだ人が笑顔になるのをニコニコ想像しながら。

 

 

冒頭のおばあちゃんの話は、沖縄の天描画家・大城清太さんから聞いた話。

清太さん自身がおばあちゃんから聞いた話に、ぼくなりの解釈を加えて書きました。

 

そして、後半の物語に出てくる彼とは、、、

 

そう。

 

僕です。

 

実話です。

 

 

もちろん、イイねやシェアや読者数がたくさんある。というのは悪いことではありません。

数の目標を目指すことも悪いことではありません。

それだけ、たくさんのひとが喜んでくれている。ということですから。

 

しかし、ぼくの場合、「数」を一番に持ってきてしまうと、苦しくなります。

苦しくなって続けることができません。

そうなると、結局、だれもハッピーではありません。

 

反対に、

じぶんの 純粋な想い(意欲)にしたがっているとき、

そこには、純粋な喜びがあります。

 

純粋な喜びがありますから、楽しく続けることができます。

その分、じぶんやだれかが笑顔になります。

 

じぶんのためにも、必要としてくれるだれかのためにも、

じぶんの純粋な想い(意欲)ありき。

 

「意欲を大切にしなさい。」

 

おばあちゃんの話に、本当にたいせつなことを思い出させてもらいました。

 

 

ぼくは、にんげんです。

きっとまた「五欲」に翻弄されてブレたりするでしょう。

でも、またその都度、気づいて戻ってきます。

 

ぼくの場所。

ぼくの「意欲」へ。

 

 

おばあちゃんは言いました。

 

「ひとになんと言われようと「これが好き」と思えるものを大切にしなさい。」

「見返りがなくても「やってみたいこと」を大切にしなさい。」

「なんのためにそれをやるのか?を大切にしなさい。」

『意欲を、純粋な想いを、大切にしなさい。』

 

 

あなたの「意欲(純粋な想い)」は、なんですか???

 

 

にっくん♪

 

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