人生を退屈にするのも、楽しくするのもじぶん。

2011年にワゴンに乗って日本一周をした。

言い出しっぺの『こういちマンモス』によって、

作られた大雑把なスケジュールは、

真冬に北海道に上陸するスケジュールだった。

 

当然のことのように、ある日、猛吹雪になった。

その日は、イベントの予定で、数百キロ先の釧路まで行かないと行けない。

なのに、猛吹雪。

 

道路の白線や中央線はもちろん見えないし、

ひとつ前の車すら見えない。笑

テールランプがかろうじて見えるくらい。

 

ぼくは思った。

『やばい。今日死ぬかもしれない。』

 

不安に包まれるぼくとは対象的に、隣の運転席で、こういちマンモスは言った。

『いや〜。ツイてるね〜。』

 

いや、ツイてねぇし!!!と大声で突っ込んでたら、

なんだか気分が明るくなってきた。

もう吹雪になってしまったのは、しょうがないし、何が起ころうとネタだ。ネタ。

そう思うと、お祭りのような気分になった。

 

人生で大切なのは、

何が起こるかではなく、起こることをどう捉えるか

なんだ。

 

結局、なんとか吹雪を切り抜けて、無事イベント会場にたどり着けた。

 

 

大学生のとき、大阪でMISIAのライブに言った。

そのとき、『眠れぬ夜は君のせい』という曲がリリースされたばかり。

サビが、『今夜、夢の中どうか会いに来て〜♪』という曲だ。

MCでMISIAがその曲について話していたことが未だに忘れられない。

 

こんな話だった。

夢の中で好きな人に会えたとき、ひとは普通、

『わたしが、あの人のことを好きだから、』

夢の中でもあの人を描いたんだ。と思う。

 

しかし、平安時代の頃、ひとは違う考え方をした。

『あの人がわたしのことを好きだから、』

わたしの夢の中にまで会いにきたんだ。と捉えた。

 

夢の中で好きなひとに会えただけでも、幸せな気分になるのに、

さらには『あの人もわたしのこと好きだったんだ』と捉えて、また幸せになる。

平安時代のひとは、二度おいしかったようである。

 

人生で大切なのは、

何が起こるかではなく、起こることをどう捉えるか

なんだ。

 

人生を退屈にするのも、じぶん、

人生を楽しくするのは、じぶん。

 

今日起こった出来事、どう捉えたら楽しくなる???

明日の予定、どう捉えたら楽しくなる???

 

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今日の月が綺麗。

月を見てたら、MISIAのこの話を思い出して、書きました。

 

にっくん。


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