『沖縄の人はパカパカしないんだ。』
沖縄に移住したばかりのころ、ぼくはそれがすごく気になった。
あ、パカパカってのは、これ。
↓
『サンキューハザード』とも言うらしい。
車を運転している人にはおなじみのあいさつ。
割り込ませてもらったときやなんかにお礼の意味をこめてするあれだ。
沖縄に移住してから気づいたんだけど、
沖縄の人はあまりパカパカしないのだ。
もちろんする人もいるんだけど、
内地(本州のこと。沖縄の人はこう呼ぶ)の人が5人のうち4人はするところ、
沖縄の人は、5人中2人もしない。
(個人的な主観なのであしからず。)
『沖縄の人って冷たいのかなぁ。』と一瞬思ったんだけど、少し経って気づいた。
なぜ、沖縄の人がパカパカしないのか?という理由に気づいたのだ。
当たり前のことなのだ。
沖縄の人にとっては、『当たり前』なのだ。
だれかを割り込ませてあげること。
だれかに割り込ませてもらうこと。
助け合うこと。
沖縄の人にとっては、当たり前なのだ。
沖縄で運転をするとわかるけど、
内地よりカンタンに割り込ませてくれる。
沖縄の人たちはすごく道を譲ってくれる。
代わりに。
カンタンに割り込んでくる。
『あなた、道を譲ってくれるよね?』という勢いで入ってくる。
沖縄の人にとっては、『当たり前』なのだ。
譲り合うこと。
助け合うこと。
先日、出会った沖縄の友達が言ってた。
沖縄には『ゆいまーる』の精神が今もつよく残ってる。と
『結』は『共同、協働』で、『まーる』は『回る』。
沖縄では、助け合う文化が今も色濃く残ってるんだ。
(内地でも田舎にいけばおなじだよね。)
素敵だなぁ。
『ゆいまーる』。
今の時代こそ、みんなで大切にしたいなぁ。
(後日談)
いい機会だから、サンキューハザードについて調べてみたら内地でもすごく地域差があって、関東から北ではサンキューハザードが多く、逆に四国の方ではあまり見かけないという情報もあるらしい。
ってことは、、、ただ単に、沖縄には、サンキューハザードの文化が浸透していないだけって可能性も。笑
となると、一体なんの記事なんだ。これは。笑
でも、沖縄の人たちに『ゆいまーる』の精神が息づいているのは、ほんとうなので、まぁいいか。
とにもかくにも、ぼくは沖縄と沖縄のひとたちが好きだ。
にっくん@沖縄