正しく生きようとすると敵がうまれる。
楽しく生きようとすると仲間がうまれる。
— にっくん(大西伸哉) (@shimanikun) 2016年9月3日
昨晩は、大好きなバスケの日。
ぼくは漫画「スラムダンク」の影響でバスケを始めて、中学高校大学とずっとバスケをしてきました。そして、いまも週1,2回バスケをしています。
昨日もバスケをENJOYし「この歳になっても全力でバスケができるというのは、ほんとうにうれしいなぁ。しあわせだなぁ。」と感じながら風呂上がりのビールをENJOYしていたら、夜中に珍しく高校時代のバスケ部の後輩Hくんからメールがありました。
ほんとうに仲がよかった後輩で、高校時代はもちろん卒業してからも,よくつるんで,よく飲んではよくバカをやった仲間です。
そんなHくんからのメールは、こんな内容でした。
↓
「7月あたりから目が見ずらいと思って病院に行ったら、頭の中に腫瘍ができてました。
手術を無事終えて、順調に回復中でもうすぐ退院です。
しかし、怖かったです。
悪性だったらどうしようかと心労と不安が半端なかったす。
仮に、にっくんが同じ状況ならどんなメンタルで、どんな人に打ち明けて乗り切りますか?」
いや、Hよ。
どんなメンタルもクソもない。
おれも、おんなじ状況になったら、心底、不安になってるよ。
しかし、ほんとうによかったよ。
無事、手術が終わって、順調に回復中でもうすぐ退院で。
てか、、、
てか、、、
もっと早く言えよ。笑
そんな大事なこと。
なにはともあれ、順調に回復中でひと安心しました。
ホッとしたら、高校時代の記憶がいろいろ蘇ってきました。
中でも忘れられないのは、ある日の出来事。「後輩のMくんに怒られる」という出来事でした。
Mくんは、中学からのバスケ友達ですごく慕ってくれてて高校も同じところに来てくれました。
そんなMくんは、ある日の午後、当時キャプテンを務めていたぼくに突然、こう言い放ちました。
「にっくん。そんなんじゃ誰もついてきませんよ。」
チームのために、とぼくなりに毎日、一生懸命だったので、この言葉はあまりにもショックで、後輩のMくんの前で男泣きをしました。
ぼくはチームで一番、頑張ってる自負があったし、実際、試合では毎回チームの得点王でした。
しかし、そんなぼくにMくんが言い放った一言は、
「にっくん。そんなんじゃ誰もついてきませんよ。」
「にっくん。そんなんじゃ誰もついてきませんよ。」
後輩だし怒ってもいいところだったんですが、不思議と怒りはなく「あ~たしかにそうだよなぁ」と、むしろ清々しい思いでした。
それまでのぼくは、みんなで上達したくて、みんなで勝ちたくて、みんなを叱咤激励していました。
「おい!サボるな!!!」「もっと走れ!!!!」「もっと頑張れ!!!!」
今のぼくからは想像できないようなゲキを毎日、チームメイトに飛ばしまくってました。
そんなぼくを見ていたMくんのこの一言でした。
思春期の難しい年頃のぼくでしたが、その時、すごく素直に泣けて、「あ~これから何かが変わるなぁ」と感じました。
実際、それからぼくは変わりました。
それまでは、みんなを正しく練習させることに躍起になってました。
それからは、みんなで楽しく練習することに意識をむけました。
ちょっと失敗してフザケてみたり、おもしろいことを言って、場を和ませたりすることに意識を向けました。
そうした結果、チームとして強くなったのかどうかはわかりません。笑
でも、あのまま正しさばかりにとらわれた厳しいぼくだったら、ぼくかチームメイトのどちらかが卒業前に辞めていた可能性はかなり高い。
ぼくが意識を変えてからチームの空気が以前より良くなったのは確かですし、何よりも、ぼくの心が以前よりずいぶん穏やかになれたような気がしました。
アフリカにこんな素敵なことばがあります。↓
早く行きたいなら、 一人で行けばいい。
遠くへ行きたいなら、みんなで行けばいい。If You Want To Go Fast, Go Alone. If You Want To Go Far, Go Together
ーーアフリカのことわざ
— にっくん(大西伸哉) (@shimanikun) 2016年9月3日
これは、ぼくからのことばのギフト↓
人生を豊かにするのは、
正しさではなく、楽しさ。
楽しさやユーモアは、
自分自身を解き放ち、
周りの人をも動かす。
— にっくん(大西伸哉) (@shimanikun) 2016年9月2日
正しさはひとの数だけあります。
正しさはひとによって違うので、世の中の争いはその正しさの違いを相手に押しつけあうことで起こります。
楽しさやユーモアというのは、ぼくたちの本質のパワー。
ひとが誰もが本来根っことして持っているものなので、そこを共有できたら争いにはならず、あったかい楽しい関係になります。
「正しさ」を持って、
答えを探そうとすると、
答えをひとつにしようとしてしまって、
選択肢がせまくなる。
「楽しさ・おかしさ」を持って、
答えを探そうとすると、
答えは、無限に広がる。
その広がりこそが本来のぼくたちのパワーだ。
— にっくん(大西伸哉) (@shimanikun) 2016年9月3日
じぶんにとっての正しさを持つことは人間として自然なことではありますが、それをひとにおしつけることなく、ひととは、楽しさとあったかさでつながっていきたいですね。
なんだか今日は思い出話になりました。
ぼくにとっては一大事だったけど、Mくんは、あの時のこと、覚えてないかもしれないなぁ。
ちなみに、
昔のぼくは、
「おい!サボるな!!!」「もっと頑張れ!!!!」でしたが、
今のぼくが、日々届けてるメッセージは、
「おい!頑張り過ぎるな!!!」「もっとサボれ!!」
です。笑
ひとって、変わるもんです。
人生っておもしろいですね。
正しさで世界を見ると、
世界は、不満であふれている。
おかしさで世界を見ると、
世界は、ユーモアであふれている。
— にっくん(大西伸哉) (@shimanikun) 2016年9月3日