『一寸先は闇ではなく光。』
下を向いたままでもいいから、生き続けてね。
必ず、光が待ってるから。
— にっくん(大西伸哉) (@shimanikun) 2016年10月17日
24歳のとき、婚約していた女性に、突然フられた。
理由は、ぼくの大親友のことを好きになってしまったからだった。
この話は何度も書いてるけど、実は、後日談がある。
フられた時点では、ぼくが知っていた事実は、
「彼女がぼくの大親友Aくんを好きと言うこと。」
「Aくん自身は、彼女のことをどう思ってるのか?」は知らなかった。
だけど、もちろんAくんにそのことを直接聞く気にもなれない。
ぼくとしては、彼女ともAくんとも、もう連絡は取りたくなかったのだ。
フられてから、こころにぽっかり穴が空いた気分で何日か過ぎた。
そのまま数週間が経ったある日、Aくんから突然、メールが来た。
メールが来た時点で、嫌な予感。
メールを開くとこんな文が飛び込んできた。
「彼女のことが好きです。おつきあいします。」
どうやら、結婚する気であることも書いてあった。
実は、このメールはあまりショックじゃなかった。
フられた時点で2人ともに対して、呆れていたし、笑
これは、ありえることだは思っていたので、そこまでショックじゃなかった。
(というより、もう傷つきたくないから、完全に心を閉じていたのかもしれない。)
しかし、この彼女とAくんの交際・結婚には周囲がすごい反応だった。
Aくんとぼくはバスケ仲間。共通の友達がたくさんいた。
Aくんから、メールがきたその日、その共通の友達の何人もから連絡があった。
みんなはAくんの言動に怒りを示し、ぼくを心底心配してくれていた。
なんと、次の日の夜、(たしか平日だった。)友達たちがみんなそろってやってきた。
みんなが住む三重県から、大阪まで車を飛ばして。
三重ー大阪間は2時間以上かかる。
普通、平日にノリだけでは来ない距離だ。
にもかかわらず、みんな大阪までやってきた。
次の日の朝から仕事の人もいたのに。
居酒屋で飲んで、散々馬鹿なことや愚痴を言ってワイワイやった。
みんなのやさしさがすごく嬉しくて泣いた。
居酒屋を出たあと、さぁこれからどうする?となったとき、
誰かが「よし!三重に帰ろう!んで、バスケしよう!」。
夜中だったけど、みんなハイだったから、車でそのまま三重県へ。
三重に着いたのは、夜明け。
夜明けに酔っ払ったままみんなでバスケをして、
散々遊んだのちに、解散した。
仕事があるものは仕事に行った。
「あぁ。失恋は辛かったけど、こんなに大切な人がいることに気づけた。」
そう思ったら、失恋に感謝できそうなくらい幸せだった。
寝不足でフラフラになりながら、三重県から大阪に帰るために近鉄電車に乗り込む。
電車がいよいよ大阪難波駅に着くぞ。というときに、ポケットの中で携帯電話が鳴った。
表示をみると、「さっちん」だった。
「さっちん」は、それほど、親しい友達じゃなくて、普段、電話なんてしてこない友達。
珍しいなぁと思いながら、電車内だから取らなかった。
だけど、ディスプレイの「さっちん」を見た瞬間に、
突如、あるインスピレーションとイメージがやってきた。
「あぁ。ぼくは、てんつくマンのところで働くことになるんだ。」
未来が、世界がパーっと広がっていくような感覚に囚われた。
一昨日前までは閉じていた心がワクワクして広がっていった気がした。
大阪に着いて、ホームに降り立ち、さっちんへ電話を折り返す。
電話の向こうで、さっちんはこう始めた。
「にっくーん!!久しぶりー!!!
あのさ。てんつくマンって知ってる???
今度、てんつくマンのやってるNGOで新しい植林のプロジェクトが立ち上がるねん。
一緒にやらへん?!!!」
ビックリした。
まさに、さっきのイメージ通りだった。
そのあともいろいろ物語があったけど、結局、
ぼくはその数ヶ月後、植林部門のスタッフとして働くことになった。
そして、その仕事を通して、大きく人生が変わることになる。
あれ以来、ぼくはどんな大変なことがあっても、人生を信頼するようになった。
すべてのことには意味があって、
一見、大変に見えることや辛いことすらも、
実は、もっともっと楽しい人生になるためのプロセス。
だと気づけたからだ。
今、何かを失ったり、大変なことがあっても、
未来に希望が見えない人もいるかもしれない。
そんなあなたに、ぼくは伝えたい。
大丈夫。
あなたは愛されていて、
あなたが行く先は必ず幸せだから。
大丈夫。
今は大丈夫と思えなくても、
それでも、
大丈夫。
『一寸先は闇ではなく光。』
下を向いたままでも、いいから、生き続けてね。
必ず、光が待ってるから。
にっくん。
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にっくん@沖縄まだまだ暑い♪