バファリンの半分は『やさしさ』でできているけど、
人間のど真ん中は、『やさしさそのもの』でできている。
だから、必要なのは、
「やさしさ」を身につけるための努力じゃなく、
「やさしさ」を発揮する勇気。
こころを開いて「やさしさ」を届ければ、
たちまち世界の「やさしさ」に出会う。
「やさしい世界」はいつもここにある。
「やさしいじぶん」はいつもここにいる。
LIFE IS LOVE, LIFE IS BEAUTIFUL.
世界はとってもやさしくて、世界はとっても美しい。
―――Mr.シャイ
●
ぼくが住んでいる沖縄には「琉球ゴールデンキングス」。というプロバスケのチームがあります。
先週末は、今季初のホームゲーム。
「バスケファン。キングスファンなら行くしかねぇだろ!!!」と一人で意気込み、一人で会場にやってきました。
取ったチケットは、1階のアリーナ指定席。コート真近です。
ワクワクしながら席に向かいました。
しかし、ここで事件が起こりました。
ぼくが座る予定のナイスな席に、知らないお姉さんが座っていたのです。
『だ、、、だれやねん。』
思わず立ち止まりました。
お姉さんは、隣にいる友達らしき女性と夢中でおしゃべりしています。
ミスターシャイで有名なぼくは、一瞬、帰ろうかと思いましたが、「ええーい。バスケを見るためだ。」と勇気を出して、声をかけました。
ーーすいません。ぼくの席、そこみたいなんです。。。
「あぁ。そうなんですね!わかりました。」
そう答えてくれたものの、いっこうに席をあけようとしません。
モジモジ。モジモジ。
なんだか様子が変です。
ミスターシャイは、敏感です。
ピンときました。
『はっはーーん。この二人。友達同士だけど、隣同士の席が取れずに困ってるんだな。』
そこで、ミスターシャイは言いました。
ーーあ、あの。ぼく一人で来てるんで、この席、使ってくれていいですよ。あなたの席を教えてください。ぼくがそこに行きます。
ミスターシャイ、ここいちばんの勇気です。
すると、お姉さん二人の顔がキラッと晴れやかな笑顔になりました。
「え?いいんですか?」
ーーはい!大丈夫ですよ!!!!
ミスターシャイは思いました。
『あ~なんていい奴なんだろう。おれ。』と。笑
「わたしの席、2列目のあの辺なんですけど。本当にいいんですか?」
遠慮しながらも、お姉さん二人もとても嬉しそうです。
ーー大丈夫ですよ!!!ぼく、一人で来てますから!どっちでも変わりませんから!
っというわけで、お姉さんと席を代わりました。
話を聞くと、二人のうちの片方は、神奈川からわざわざ観戦に来た模様。
ミスターシャイは思いました。
『あ~なんていい奴なんだろう。おれ。』と。笑
じぶんのやさしさに酔いしれていました。笑
新しい席に座り、試合が始まるのを待っていると、さっきの二人がやってきました。
「あの、本当にありがとうございました!!!これ、食べてください。」
売店でこんなに買ってきてくれました!!!!
なんと、チキンと飲み物とデザートのドーナツまで!
フルコースです。
これには、ミスターシャイもびっくり。
ーーえ?!わざわざこんなに?!逆に申し訳ないですよーーー!!!
と言いながら、その両手は、渡されたギフトをしっかりと受け取っていました。笑
ミスターシャイは、人の好意には甘える主義ですから。笑
というわけで、ミスターシャイは、いただいた差し入れ片手に豪華なバスケ観戦を楽しみました。
ミスターシャイの心は、試合が終わってからも、ホクホクしていました。
食べ物や飲み物のおかげではありません。
ミスターシャイの「やさしさ」と彼女たちの「やさしさ」がつながったからでした。
●
試合が終わったあと、お礼を言いに、あの二人がやってきそうな気配がバンバンありましたが、ミスターシャイは、逃げるように会場をあとにしました。
ええ。
なんせシャイですから。
【今日のハイライト。】
バファリンの半分は『やさしさ』でできてるけど、
人間のど真ん中は、『やさしさそのもの』でできている。
―――Mr.シャイ
ちなみに、試合結果は、、、77-49で快勝ーーー!!!!!!
プロリーグを生で見られるなんて、本当、幸せ。
LIFE IS LOVE, LIFE IS BEAUTIFUL.
世界はとってもやさしくて、世界はとっても美しい。
にっくん。