東京の都心に雪が積もった日、ある学者二人が会話を交わしていた。
ビルから窓の外を見ると、眼下の公園に職場へ向かう人たちの足跡がついている。
その足跡は、定規で引かれたようにまっすぐだ。
学者は言った。
『雪国で見る野生動物の足跡は必ず曲がっている。
ネズミかウサギがあのようなまっすぐな足跡を残すのは、
捕食者に追われているときだけだ。』
それを聞いたもう一人の学者は言った。
『じゃあ、あの人たちを追いかけているのは何だろう?』
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上の話は、今読んでいる本に書かれていたお話でオチとしては、現代人は『時間』や『金』に追われているという話です。
これを読んでいて、なんだかハッとしました。
『より早く、より多く。』を求めすぎたあまり、現代に生きるぼくたち大人は、本当のたからものを見落としてしまいやすいように感じます。
小さなこどものときは、
『より早く、より多く。』なんて考えません。
小さなこどものときは、だれの心の中も、
『より楽しく。』それしかなかったように思います。
ぼく自身が小さい時も、冬の通学路は遊び場でした。
水たまりに張った氷をみんなで割ったり蹴りあったりして遊んだり、
脇道にそれて、霜柱の音や感触を確かめたり。
こどものときって、そんなことがとっても楽しかったですよね。
こどもが雪の上を歩けば、その足跡はジグザク。
おとなになっても、もっとジグザク進んでみたり、もっと楽しんでもいいんです。
*・゜゚・*:.。
おとなも『より楽しく』が心のど真ん中でいいんだよ。
おとなも、もっともっと寄り道していいんだよ。
楽しく生きたいなら、近道より寄り道だ。
~今日のことばのギフト/にっくん。
*・゜゚・*:.。
寄り道してますか?
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にっくん♪@沖縄
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