”人生はクローズアップで見れば悲劇だが、
ロングショットで見れば喜劇だ。”
ぼくもそう思う。
長い人生の中では、「なんでこんなこと起こるねん!」と思わずツッコみたくなる悲劇的な出来事が起こることがある。
僕も何度もそんな出来事があった。
でも、やっぱりロングショットでみると人生は喜劇なんだ。
ぼくに降りかかった「なんでこんなこと起こるねん!」
それは、忘れもしない2008年だった。
その頃の僕は、人生のドン底にいたと言っていい。夢を追いかけて、数年がんばったビジネスは大失敗。
後に残ったのは、借金と大きな孤独感と無力感だった。
そんな僕に、神様はギフトを届けてくれた。
それは、Mちゃんという女性の出会い。だった。
それまでの人生で初めて「この人と結婚したい。」とそう思った女性だった。
お互いの両親にも挨拶を済ませて、後は結婚式の日取りや場所だね、といった矢先、いきなりMちゃんと連絡がとれなくなった。
なぜか直感で「あ、こりゃ、他に男ができたぞ。」と思ったら、案の定、他に好きな男ができていた。
当時は、まったく冴えなかった直感がこんな時に限って、ギラギラに冴えわたっていた。笑
しかも、その好きな男とは、僕の当時の大親友のKくんだった。
「なんでこんなこと起こるねん!昼ドラか!!」笑
もちろん、ぼくはそのMちゃんと別れた。
結局、MちゃんとKくんが結婚することになった。
そして、数年後、離婚することになった。
「なんでやねん!!そこはガンバレ!!!」笑
そんな僕にも、少したって、また好きな女性ができた。Yちゃんだ。
「会った瞬間に、もろタイプだ。」と思った。
そんなYちゃんとのお付き合いはとても楽しかった。
しかし、しばらくたってからまた事件は起こった。
あれはたしか2009年の9月。Yちゃんと4泊5日の沖縄旅行に行った。
大好きな沖縄。透き通る青い海、ゆるい空気に、Yちゃんがいて、最高の旅を楽しんでいた。
楽しい時間はどんどん流れ、あと1日を残した4日目、ぼくたちは南城市にいた。(ぼくが今2016年2月現在、住んでいる市である。)
南城市には、久高島という島がある。「神の島」と呼ばれる島だ。
その島に渡ろうとフェリー乗り場の隣のビーチで、船を待ちながら、綺麗な海のむこうに見える「神の島」を二人で眺めていた。
その時、ぼくの少し前に立っていたYちゃんは、振り返って突如、ぼくにこう告げた。
『別れよっか???』
普通、恋人に別れを告げられた人のリアクションとしては、「なぜ、別れなきゃいけないの?そんなの嫌だ!」が正解だ。
でも、目の前は、透き通る青い海と「神の島」。今まさに、その島に行こうとしている。とっさにぼくからでた言葉は、
『い、いまーーーーー?!!!』
だった。(しかも、裏返った情けない声で。笑)
大阪在住歴7年のぼく。悲しいかな。 “別れ”という事実ではなく、 “別れのタイミング “に、ツッコンでしまったのである。
「旅は4泊5日や!今日は4日目。フるなら5日目やろ!」と。笑
「なんでこんなこと起こるねん!」
ちなみに、その事件が起こった後すぐ、当時ぼくが務めてた会社の社長「てんつくマン」に伝えたら、てんつくマンはこう言った。
てんつく:『わかるわ~。きっと美しい自然を前にして開放的になってもうたんやろな~。』
・・・・
「いや、わかるかーーーー!!!(´Д` )」
そんなぼくもあれから7年。
いま、同じ沖縄南城市で大好きなさとちんとスーパーおめぐとゆったり楽しく暮らしている。
全国には、たくさんの大好きな仲間がいる。
やっぱり、”時間って最大の薬”だと思う。
当時の悲劇が今となっては、喜劇だ。
もちろん、あの時は、悲しかったし、
「なんでこんなこと起こるねん!」と神様にまでツッコんでた。笑
でも、今がたのしいと、過去も笑える。
人生とはやっぱりオモシロイもんだ。
悲しいときは思いきり悲しんだらいいのだ。
笑いたいときは思いきり笑えばいいのだ。
人生は、ほんとうは、
“クローズアップで楽しい出来事”と”ロングショットで見てネタになる楽しい出来事。”
しかないのかもしれない。
しかし、今日の記事はなぜこんなに、ツッコミ目線で書きたくなったんだろう。
あぁ、この本を読んでるからだ。↓
にっくん@沖縄
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